ワット数別ドライヤーのメリットとは?
ドライヤーとワット数の関係
家電製品の消費電力はW(ワット)という単位で表します。
消費電力は簡単にいうと、電気を使うか度合いがどれほどかという事ですね。
ドライヤーも一般の家電製品と同じで電気をつかう度合いとしてワットを使います。
ワット数が大きければ電気代がかかります。
逆にワット数が小さければ電気代がかからないという事になります。
ワット数によって電気代がいくらかかるか下のページを参考にしてください。
では一般的な家電製品の消費電力はいかほどか見てみましょう。
消費電力の比較的大きい家電製品
家電製品 | 消費電力 | 家電製品 | 消費電力 |
---|---|---|---|
ドライヤー | 650-1500W | 掃除機 | 1200W |
トースター(加熱時) | 1000W | 電磁調理器(卓上) | 1200W |
アイロン | 1200W | 自動食器洗い機 | 1300W |
電子レンジ | 1300W | 電気カーペット | 500-800W |
炊飯器 | 300-700W | ハロゲンヒーター | 500-1000W |
炊飯器(IHタイプ) | 700-1300W | 洗濯機(乾燥機能) | 800-1000W |
消費電力の比較的小さい家電製品
家電製品 | 消費電力 | 家電製品 | 消費電力 |
---|---|---|---|
コタツ | 600W | デスクトップPC | 150-300W |
液晶テレビ(32型) | 150W | 扇風機(ACモーター) | 50W |
洗濯機 | 500W | ノートPC | 50-150W |
プラズマテレビ(32型) | 240W | 扇風機(DCモーター) | 5W~20W |
加湿器 | 300-500W | 冷蔵庫(常時) | 500-1000W |
このようにドライヤーのワット数は他の家電製品に比べても高い部類に入りますよね。
家で使うドライヤーのワット数としては最大1200W程度が理想です。
ドライヤーの消費電力別の特徴
ドライヤーを消費電力別で分けると大きく3つに分類できます。
- 1400W以上
- 1000W超えて1200Wまで
- 1000W以下
この3つのドライヤーの特徴や良いところ悪いところを一緒に考えていきましょう。
1400W以上のドライヤーの特徴について
このドライヤーは一般家庭用ではなく、美容室などで使われる業務用のドライヤーに該当します。
1400W以上の高消費電力ドライヤーは日本では一般家庭用は存在しませんでしたが、ついにテスコムから家庭用1400Wのドライヤーも発売されました。
業務用のドライヤーを近年では家庭として選ぶ方も増えています。
もし、家庭で使う場合のメリット、デメリットをお伝えしていきます。
1400W以上のドライヤーのメリット
①早く髪が乾く
モーターの出力が大きいため、風量が大きい事や風速が早いため、早く髪が乾きます。
美容室での作業効率を考えるとこれは必須条件です。
家庭用としても早く髪が乾くのは嬉しいですね。
家庭で高消費電力のドライヤーを選ばれる方はこれが一番の理由だと思います。
②大量にマイナスイオンが発生するものが多い
マイナスイオンの効果については賛否両論ありますが、マイナスイオンの発生量が多い業務用ドライヤーは多いです。
美容室で使われるシャンプーやトリートメントとの相性が良く仕上がりが大変良いと言われます。
美容室にいくと髪がサラサラになるという経験があると思いますが、業務用イオンドライヤーの効果も大きいと考えられます。
1400W以上のドライヤーのデメリット
①家電量販店や一般のお店で売っていない
1400Wドライヤーは美容室専用品のため、取扱いが美容室専門の商社になります。
ほとんどの場合、一部のドライヤー以外は一般のお店では売られていません。
入手方法はネット通販のみになりますので実際に実物を見たり、音や風量を確かめることが出来ません。
②ワット数が大きすぎて自宅では使いづらい。
先ほどもお伝えしましたが家庭で使うワット数は最大で1200W程度。
使えなくはないですが、自宅の電気回路に負担を与えたり、時にはブレーカーが落ちたり面倒なことが起きる可能性があります。
特に洗面所の "コンセントなどに最大1200Wまで"などと書いてある場合はこれを守りましょう。
③電気代がかかる
ワット数が大きければ電気をたくさんつかいます。
④音がうるさい
高いワット数のドライヤーはモーター出力が大きいために音も大きくなります。
夜に使うのは少々、近所迷惑になる可能性大です。
⑤重量が重い
比較的、重量が500g以上の重いものが多いです。
しかしながら、最近では400gをきるドライヤーも発売されるようになりました。
⑥収納がしにくい
折りたたみ機能が付いていないので収納がしにくいです。
逆に美容室では店内のセット面のドライヤーかけがあるので折りたたみ機能は不必要なんですが・・・。
最近では1500Wのドライヤーに比べても風量が同等、または勝っている1200Wドライヤーも登場しています。
髪を早く痛めず乾かせて、美容室帰りの仕上がりを知っているあなただったら、消費電力の大きいドライヤーを選ぶのは、良い選択だとおもわれます。
1000W~1200Wのドライヤーの特徴について
家庭用、業務用の両方でこの消費電力のドライヤーがあります。
ただ、一般家庭用の方が種類は豊富です。
1000W~1200Wドライヤーのメリット
①ドライヤーの値段のバリエーションが豊富
各社メーカーからは1000円台の低価格のものから1万円以上の高価格帯のものまで多くの価格帯から選べることが嬉しい点ですね。
ただし、値段の安いドライヤーはデメリットがあります。
後ほどデメリットのところで解説します。
②種類が多いので自分に合ったドライヤーを見つけることができる
パナソニックのナノイーやシャープのプラズマクラスターイオンなど髪にトリートメントのような効果を求める方用やただ単に髪を乾かすだけの機能など目的に合ったドライヤーを選ぶことができます。
1000W~1200Wドライヤーのデメリット
値段の安い(3000円未満)ドライヤーのデメリットです
①髪の乾きが遅い
低価格1200Wドライヤーは風量が少なく髪が早く乾きません。
もし、このワット数でそこそこの速乾性を求めるのであれば5000円前後以上のドライヤーを購入すると間違いないと思います。
1200Wドライヤーでも早く乾くドライヤーも多数存在します。
特にサロニア スピーディードライヤーのように速乾力があり人気のドライヤーも存在します。
②髪を傷める
低価格1200Wのドライヤーは風量が弱い上に温風が高温で髪を乾かす必要があります。
乾きがおそいので長時間ドライヤーをかけるため髪を痛めてしまいます。
以上のデメリットはあくまで値段の安い1200Wドライヤーです。
この2つのデメットにはまったく該当しない高性能な1200Wドライヤーも多数存在していることもご理解ください。
1000W以下のドライヤーの特徴について
このドライヤーに関しては省エネタイプになります。
1000W以下のドライヤーのメリット
①電気代が安くつく
ドライヤーは他の家電製品より消費電力が高く、電気を食うのは当たり前のようになっていますが、ドライヤーの中でも省電力タイプがあり、そのようなドライヤーは電気代がかかりません。電気代に敏感な方には最適なドライヤーではないでしょうか。
②比較的低騒音
省電力のドライヤーはモーター出力が小さいので音が静かなものが多いです。ドライヤーをかける時間帯は夜や人によっては真夜中の方もいると思いますが、遅い時間帯にドライヤーをかける方には最適なものになっています。
1000W以下のドライヤーのデメリット
①乾きが遅いものがある
省電力でモーター出力を小さくした結果、風量が少なく乾きが遅い省電力ドライヤーがあります。ただし、1000W以下のドライヤーでも最近は風量に頼らない独自技術を取り入れたものや風力そのものをパワーアップしたドライヤーが発売されています。②種類が少ない
省エネドライヤーは乾きが遅い機種のイメージがあり、あまり売れないため、メーカーが作らないのが現状です。
ただし、近年、省電力が見直されてきています。
例えば省電力でも高性能モーターを採用して風力を大きくしたものや遠赤外線効果を利用し風量の小ささを補い、速乾性を高めた省エネドライヤーが発売されています。
おすすめの1000W以下の省エネドライヤー
商品名 | 復元ドライヤー | ケアライズ TF-1408 |
---|---|---|
写真 | ||
ブランド | マクセル | Amavilla |
消費電力 | 650W | 750W |
風量 | 未公表のため不明 |
未公表のため不明 |
折りたたみ | できない | できない |
風量/温度調節 | HIGH:80℃、LOW:65℃、冷風 | 風量/温度 2段階切替 |
重量 | 約715g | 約485g |
マイナスイオン | マイナス電子 | 300万個/㎤発生 |
サイズ | 幅228×高さ183×奥行101mm |
幅238×高さ215×奥行87.6mm |
海外対応 | 利用不可 | 利用不可 |
カラーバリエ | ブラックのみ | ホワイトのみ |
特徴 | 低温風で髪に近づけて乾かす従来のヘアドライヤーの常識を覆す商品。 マイナス電子と育成光線が髪を蘇らせるコスパの高いドライヤー。 |
ダブル遠赤外線機能により早く髪が乾きダメージを抑制する軽量ドライヤー |
最安価格(楽天市場) | 22,000円 | 18,900円 |
比較結果
2台の省エネドライヤーを比較。
コンセプトが異なるもので、ルーブルドー復元ドライヤーは風で乾かすというよりも音波振動で乾かすというもの。
通常、ドライヤーは髪から離して乾かすのが基本ですが、ケアライズは従来式の風で髪を乾かすドライヤーです。
どちらのドライヤーも髪のケアに適しているものになりますが、速乾性はケアライズ、ヘアケア度は復元ドライヤーに軍配があがりそうです。
いずれにしてもどちらを選んでも満足できる省エネドライヤーだと考えられます。
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(Amazonでの取扱無し)
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まとめ
ここまで1400W以上の業務用、1000~1200Wの主に家庭用、1000W未満の省エネタイプの3つのタイプをご紹介しました。
高消費電力の1400Wのドライヤーは家庭用では不向きです。
何故なら家庭用コンセントは通常1200Wなので使えないことはないですが、ブレーカーが落ちたりする可能性があるので1200W以下のドライヤーをお勧めします。
1200Wでも速乾性の優れたドライヤーも多数、発売されているので速乾力を求めている方でもそのような早く乾くドライヤーをおすすめします。
電気代が気になる方には、速乾性を高めた省エネドライヤーも発売されていますので当サイトオススメの省エネドライヤーをご検討ください。